SUEMARR "Old Note"  ( 2005 - 2007 )

聴き続けたい歌声。 2007/10/02





偶然、彼女の映像を見た時に
こんな人もいるんだなあ。と。
感心してた日から数ヶ月後のこと。

灰太郎から連絡がきた。

「今度のライブ。一緒にやらない?」

もちろん。

あいつの歌なら、オレはギタリストになれる。
オレもやれることしかできない。
でもそれが、灰太郎の歌だとピタリとハマる。

「対バンは、中村まり。」

ん? それって。
あの映像で見た娘と同性同名だ。
そして
正に、その中村まりだった。

彼女は自分の歌を唄うが、それはすべて英詩。
日本語は一切ない。
でもそれはあの歌声とギターを聴けば
英語で唄うワケがわかる気がした。

60年代のあの頃のレコードの歌声がそのまま、
眼の前の彼女から聴こえてくる。

もちろん本番のステージも素晴らしかった。
ディランのDon't Think Twice But It's Alrightも
彼女の身体に染み込んでいる。

淡々と60年代のマーチンを弾きながら
唄う彼女を
いろんなアーティストに
重ねることもできるが、
敢えてそれは書かない。

久々に聴き続けたい人と出会った気がした。
これからが楽しみな人。
彼女がどう変わろうが勝手だが、
唄い続けてほしい人。

再会が楽しみな人だった。



そして
そんな彼女とも知り合いであった灰太郎。
あいつはやっぱりスゴイ。

「イイ声を持ってるヤツが唄えばいいんだ。
 そうじゃないヤツが唄うとこうなる。って
 ライブをこれからやります。」

って灰太郎。
灰太郎の歌声と歌がどれだけ皆の気持を
惹きつけてるか知ってるかい?

横でギターを弾いてて、曲が終わっても終わらなかったり。
灰太郎とやる時はいつでもどこでも、こうなのである。
そしてそれがすごく気持ちイイ。

「今夜はすごく気持イイので、気をつけてください。」

あはは。だよなー。



ライブも新しい出会いも。
灰太郎に感謝。
まりっぺ(中村まり)に感謝。



さらにライブ後、
バンジョー奏者、原さとしさんがバンジョーを持って現れた。
原さんはオレの4弦バンジョーの2フィンガー奏法を
(奏法としてね。テクじゃなくて。)認めてくれた人である。
中村まりに一本貸すために来たそうだ。
彼女がバンジョーで弾き語り。
いつか聴ける日を楽しみに。

いろいろ繋がる 

幸せな夜だった。



(華村灰太郎 with スーマー / 中村まり at 西荻窪CLOPCLOP)



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