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灰太郎の歌を聴きに行った。
15日の夜。渋谷クラブ・クアトロ。
ニューアルバム「 High - Taro 」の発売記念ライブ。

灰太郎はいつものように
でもいつも以上に
自分の気持に、
つの犬のドラムに、
今福のベースに、
友人たち（へきれき、キセル、ハシケン）の音や声に、
そして真正面にいるオレたち聴衆の笑顔と熱気に、
すべての「愛」に反応しながら
何よりも自分の声とギターを響かせていた。

ヤマハのアコースティックギターに
エフェクターをかませながら響く音は
どんなに激しくなっても暖かい。

そう言えば今年の6月。
西荻窪での灰太郎のソロライブで共演した。
何も考えずに出す音は二人共そっくりで、
何も考えずに出た音が近いところを気ままに歩きながら
２本のヤマハギターの音が暖かく渦巻いていたことを
今でもよく憶えている。

そして、クアトロの灰太郎は
３曲目ですでに声を枯らすほどに
テンション高くそれでも暖かくて
いやいや、いいライブだったなあ。

「ここから先はお前のせいだぜ！！」ってね。



＊華村灰太郎（はなむらはいたろう）：
　高円寺の沖縄居酒屋「抱瓶」の名物店員でもあり、
　ヤマハ・ギターを弾きながら歌う男。いい声してるんだ。
　８月に発売されたアルバム「 High - Taro 」も大好評。

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