SUEMARR "Old Note"  ( 2005 - 2007 )

ダブル山下 2005/09/30





写真に写っているピアニカのおじさん(失礼)。
きっとわかる方ならすぐにわかるだろう。
もちろん、フィドルを弾いているのは山ちゃん(山下浩)。
奥の方で並んで弾いているのはチェロとギター。
そして一番手前のテーブルでピアニカを弾くおじさん(また失礼)こそ
世界のジャズ・ピアニスト、山下洋輔さんである。
あはは。おもしろい光景。

フィドルの山ちゃん(山下浩)が前から薦めていた
チェロ&ギターのデュオのライブを聴きに下北沢の
居酒屋ZIGZAGに行ってきた。
アイリッシュを始め、東欧〜中近東の音楽を演奏する
デュオの演奏は癒し効果抜群。
最後の曲で山下洋輔さんがピアニカを持って登場(というか席を移った)。
どうやらバルカン半島辺りの曲だそうで、
かなりの変拍子に「なんじゃこりゃ〜!」
とか言いながらも一番大きな音でピアニカを自由に奏でていた。
写真では4人しか見えないが、山下洋輔さんの向かいには
トランペットの若者までが『ぷぉおおお〜っ』とやっている。
その『ぷぉおおお〜っ』に反応するのはもちろん山下洋輔さん。
だんだんとピアニカにもチカラが入る。

譜面が用意されていたとは言え、気持良かった。
音楽の基礎があるだけでなく
気持良い音が奏でられる人は
何やってもイイもんだ。

(実は)今夜の主役であるチェロの星衛さんにとって
山下洋輔さんは師匠でありながら囲碁仲間としては
対等(またはそれ以上)だそうで、
昼間に対局後そのまま誘ったそうな。
いろんな繋がりがあるものだなあ。

ギルド(Fタイプ?の小さめボディー)ギターの若者
(ヨウスケくんだったかな)は常にオーブンチューニング
DADGADでフィンガーピッキングで演奏していた。
ライブ終了後にギターを触らせてもらっていたら
チェロの星衛さんが近づいてきて「何かやりましょう」と言って、
ケースからしまっていたチェロを出し始めた。
DADGADで弾ける曲なんてオレには自分の曲しかない。
「朝の歌」を歌なしで弾いてセッションが始まった。
自然に自由に絡んでくる星さんのチェロ。
もちろん山ちゃんも入ってきた。
山下洋輔さんは帰った後だった。(残念)
気持良い時間だった。

星衛さんの活動も多岐に渡っているようで。
話しているうちにお互いに知ってる人の名前も出たりして、
11月にはオレたちと共演することも決まった。
繋がりが繋がりを呼ぶ。
ってのは楽しいもんだね。

チェロの音がオレの歌にどう絡んでくれるのか
ものすごく楽しみなのである。




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