セピア色の夕暮れの中、ボロボロのバンジョーケースを片手に
誰もいない古い駅のホームに一人で佇み、次にやってくる列車は
どこに連れて行ってくれるのだろうと待っている…

スーマーさんというと、なぜかそんな映像が浮かびます。
いつだったか、スーマーさんが唄う古い貨物列車の曲
(古いフレイト・トレイン)で泣いてしまったことが
あるからだと思います。本人は気さくで楽しいのに、
演奏は土臭くて深くて、優しい。
このギャップがスーマーさんの魅力だと思っています。
私もそんなアーティストになりたい。

そして初めて私の曲をカバーしてくれたのはスーマーさんでした。
これ以上に嬉しいことはありません。ピカソの最後の奥さんに捧げた
"Goodbye Jacqueline" という曲です。痛く悲しい曲だと思って
いたら、スーマーさんは素朴で美しい曲にしてくれて、しかも新しい
アルバムに収録!これで私も一人前のミュージシャンになれました。
本当に本当に嬉しいです。



____________________________Elizabeth Etta(Pirates Canoe)